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ノートPCの分解と更新

先週末、日本ソーシャル・データサイエンス学会に参加してきました。その中で計算時間の話になり、自分もノートPCを更新しなければと思い立ちました。結論としては、1.5万円でQoL爆上がり!起動時間も数分だったのが5秒程度まで改善されました。 更新したノートPC TOSHIBA Dynabook R731という2011年春モデルのノートPCです(古すぎぃ)。2コア4スレッドでメモリ4GB, 500GBのHDDストレージということで、12年前にしてはそこそこのスペックを持っています。それ故長く使ってしまったというか、Ubuntuを入れて動かす分には結構十分な力を持っていたんですよね。しかし、さすがに年をとって重くなってしまったので、更新することにしました。 更新方針 まずCPUです。R731はcore-i3の2.1GHz, キャッシュが3MBというそこそこのスペックを持っています。CPUは他部品に比べれば頑丈で長持ちするイメージなので、今回は節約を兼ねて現行のままにします。次にメモリ。こちらは4GBなので、現代のアプリを動かすには少し弱いと考えて買い足します。ただし、12年前のノートPCなのでDDR 3Lというあまり耳にしないメモリが必要です。ちょうどCrutial製のモデルがAmazonに残っていたので約6000円で購入しました。 その次はストレージ。2011年ではSSDはデータの揮発性が心配で、データ損失を避けるためにHDDが推奨されていました。しかし、2023年では技術が進歩しているため問題なくSSDが使用できます。SSDもCrutial製(SATA2.5)のものを近場のPCショップで購入しました。こちらもおよそ4000円程度。最後にバッテリー。これはもう7年くらい前から死んでいました。今では電源ケーブルを外すと1分しないうちに落ちてしまいます。なぜか現在でも互換性のあるパーツが販売されていたのでAmazonで購入しました。3000円程度。 分解に必要な工具 作業レポ 最初にPC裏面のドライバを外していきます。Dynabook R731はメンテナンス性を重視して設計されているようで、ウラ面のうち#0の+ドライバーで開けられる部分だけ外せばストレージとメモリは交換できます。CPUを交換する場合は大きめのドライバも必要なので注意。メモリは交換前の時点で2GB2枚がついていることを想定していたのですが、なんと4GB1枚という構成だったので4GB2枚を新規購入する意味はなかったですね。ネットの情報を鵜呑みにせずに事前に確認しておけば良かったと後悔しました。ストレージは下記画像の左側に引っこ抜く感じで取り外しできます。ガイドとなる透明シールもあるので非常にかんたん。メモリは固定レバーを外側にやる感じで外します。下のメモリから入れていくとかんたんですね。 OSのインストール あらかじめ作っておいたUbuntu22.04イメージが入ったUSBを刺して、電源をつないだ直後にF2を連打してBIOSモードに入ります。その後起動順を変更してUSB内のUbuntuが優先的に起動するように変更を加えます。ちなみにUbuntuのイメージは北陸先端科学技術大学院大学JAISTの管理しているやつが断然おすすめです。これを使っておけば日本語にまつわる設定に苦しまなくなります。また、USBに起動可能なUbuntuを焼くためにはRufusがおすすめです。 更新後の動作所感 冒頭に書きましたが、起動時間の短縮がすごい。HDD→SSDとメモリ倍増の効果によって、数分単位だった起動時間が5秒程度に。また、この記事を書いている際に使用しているChromeもサクサクになりました。この快適さを文章では伝えきれないですが、単純に処理速度が上がっただけで買い替えに匹敵する快適さを手に入れていると思います。しかも1万3000円で。 その後 docker、Chrome、Cmake、VSCodeのインストールをとりあえず行いました。dockerのインストール方法がだいぶ変わっていたので戸惑いました。ubuntu等ではあまり積極的に対応していないようですね。このサイトに詳細な方法が記載されていたので、これに従うと良いと思います。ChromeやVSCodeは古いバイナリでインストールしても自動更新があるので安心です。Cmakeはver3.19をインストールしました。 最後に ここまで読んでくださってありがとうございました。PCの改造はコストの割にリターンが大きいので、自信がある方はやってみたほうがお得だと思います。ただし、DDRは今や5であるのに旧式のDDR3を使わなければならないなどの制約が重くのしかかるので、あまりゾンビにさせずに20年後にはスパッと切らないといけないですね。それでは次回もよろしくお願いします!